通常では注文住宅を建てるには、建物だけではなくエクステリアも同時に整備することが行われ、マイカーを駐車させるカーポートの設置や、希望によって物置きを設置する作業も行われます。完成後には直ぐに新生活を送ることができるように、完璧な状態で引き渡しが行われますが、DIYを得意としている方であれば、エクステリアの一部は敢えて地固めだけで済ませておき後から家族で作り上げる方法もあり、コストカットにも成功します。以前はアスファルトで施工することが一般的でしたが、色が濃いことだけではなく年月の経過と共に凸凹になることが多いので、現在ではコンクリートを使う注文住宅が多い傾向にあります。カーポートはDIYでの施工は無理なのでこのスペースは最初から設備として整えてもらう必要性はあるものの、その他のスペースはDIYでも十分に整備することができます。
ホームセンターに行くとお洒落な敷石やレンガ、タイル、洋風の石板などを探すことができますが、まずはコンクリートを施工するには面積に合わせたワイヤーメッシュと土が柔らかい場合では砕石も必要です。後は水で混ぜ合わせるだけで使えるセメントを購入し、枠内にバケツで流し込む手順で簡単に施工できます。注意点は最低でも10㎝程度の厚みが必要になることと、気泡や空洞が出ないように左官コテを使うことも必須です。セメントの場合は流し込んだ後には自然と平らになるような半練り状態で使えるので、意外と初心者でも作業は簡単に行えます。
後は注文住宅全体の見栄えを考慮してレンガや石板などで周囲を飾る方法でお洒落なエクステリアに仕上げられます。