注文住宅とは購入した土地や所有している土地に、自由に設計して建てる一戸建て住宅です。間取りから細かい部分まで全て依頼者自身が選択していくフルオーダー住宅と、決められた範囲から選択するセミオーダー住宅、規格型住宅という3つの種類に分かれています。フルオーダー住宅ではお金と時間はもちろん、建築に関する知識も求められるものの、こだわりが実現したオンリーワンの住宅が完成するでしょう。一方、お金をかけてこだわりたい部分と妥協しても良い部分とのメリハリをしっかりとつけたい方に、セミオーダー住宅はぴったりだと言えます。
あらかじめ間取りや設備などが定められている規格型住宅の中にも、複数の種類の中から選択できるものはあります。毎日の料理が楽しくなるようなキッチンが欲しい、おしゃれで広々としたリビングをつくりたいなど、人によって住まいに求める希望は異なります。予算が許す限り家族の希望を家づくりに反映させることが出来る自由度の高さは、注文住宅を選ぶメリットになると言えるでしょう。優先順位を決めておくことでこだわる部分とグレードを落としてもよい部分を分けやすくなるため、予算の範囲内で理想の住まいに近づけられます。
また、建築現場での作業の様子が確認できることも、注文住宅のメリットの1つです。マイホームが建てられていく様子を自分の目で直接確認できるだけでなく、手抜き工事などに対する不安の軽減にもつながります。