注文住宅はどこに依頼して建てても同じだと思うかもしれませんが、それは誤った認識です。はっきりと注文住宅は、依頼先によって建つ家が違ってきます。どのように違ってくるかといえば、家のデザインや構造、内装、エクステリア、費用などです。なぜそれらが業者によって異なるかといえば、業者によって設計やデザインの自由度が違っており、また住宅の建設費用も業者ごとに違いがあるからです。
これから注文を建てる人は、このことを頭に入れておく必要があります。では、こうした点を踏まえたうえで、注文住宅の依頼者は具体的に何を行えばいいのでしょうか。まずは、現実的な予算と住みたい家のイメージを決めてください。全体としてどのぐらいまで費用が出せるのか、どこにどのぐらいの費用を使いたいのか、その配分など、予算については専門家に相談しながら決める必要があるでしょう。
また、住みたい家については、特に焦点となるのはデザインかもしれませんが、これについては時間をかけて家族みんなで話し合う必要があります。今は住宅のデザインについてさまざまな選択肢がある時代です。正統派な和風建築にすることもできれば、ロッジ風、北欧風、ハワイアン、3階建てにすることもできます。理想の家はみんなが納得できるものにしなければならないので、いろんな選択肢を考慮しながら、また時間をかえて話し合いを重ねる必要があります。
そして、建築を依頼する業者を決定しなければなりませんが、ここで行うべきことは、いろんな業者の特長や料金を比較することです。家を建てる技術や実績、信頼性は業者によって異なりますので、なるべく多くの業者を比較するようにしてください。